会社設立後間もない時に、融資を受けられる金融機関は限られています。

なぜかといいますと、開業時の会社には実績がないためです。特に創業時は金融機関の中でも銀行から融資を受けるのはなかなか難しいです。

ただ、創業時からでもきちんと要件を満たせば、融資を受けられる金融機関があります。

それが、国民生活金融公庫です。

「創業時に資金を調達しやすい国民生活金融公庫とは？」

国民生活金融公庫は、中小企業向けの事業資金や教育資金・恩給担保貸付などの融資を比較的低利で行う政府系金融機関です。

通称「国金」と呼ばれています。

支店は全国の主要都市に152店舗あり、地域や業種に偏りなく、幅広い融資を行っています。

特に創業時の場合は、一定の要件を満たす場合に限り「無担保、無保証人」で融資を受けられる制度もあります。

また国民生活金融公庫は一度取引を始め、きちんと返済を行い、友好的な関係を保っていると、継続的な融資（切り替え）を受けられることができます。

国民生活金融公庫の創業時の融資制度

国民生活金融公庫の創業時の融資制度は以下のようなものがあります。

制度を上手に活用して、会社の資金繰りをおこないましょう。

創業時の融資制度の例（以下、国民生活金融公庫ホームページより引用）

新規開業資金　（新たに事業を始める方または事業開始後おおむね５年以内の方）

※お使いみちやご返済期間によって異なる利率が適用されます。

※新規開業資金については、一定の要件を満たす方は、７５０万円以内に限り、無担保・無保証人でご融資する「新創業融資制度」をご相談いただけます。

女性、若者／シニア起業家資金　（女性または３０歳未満か５５歳以上の方）

※お使いみちやご返済期間によって異なる利率が適用されます。

※女性、若者／シニア起業家資金については、一定の要件を満たす方は、750万円以内に限り、無担保・無保証人でご融資する「新創業融資制度」をご相談いただけます。

上記融資制度のほか、食料品小売業・花き小売業などの方は「食品貸付」などを、生活衛生関係の事業を営む方は「生活衛生貸付」などをご利用いただけます。

※食品貸付および生活衛生貸付については、一定の要件を満たす方は、７５０万円以内に限り、無担保・無保証人でご融資する「新創業融資制度」をご相談いただけます。

※食品貸付のお取扱期間は、平成１９年３月３１日までです。